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【photoshop】アクションファイル:風景写真をイラスト・アニメ風に変換する「ブリ子ロジック」

「風景写真をイラスト・アニメ風に加工する」という記事を読んで、実際に試してみたという方もいたと思うのですが、なんだかんだいって大変という声もあったので、ある程度のところまで作業を自動化する、photoshopのアクションファイル「ブリ子ロジック」を作りました。※Photoshopの基本的な操作、アクション機能をよくご理解している方が対象です。

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Photoshop アクションファイル「ブリ子ロジック」
価格:1,100円(税込み)

ご購入はこちら

動作環境:Adobe Photoshop CC2017(18.1.7)以降
加工推奨サイズ:1920ピクセル×1280ピクセル
マニュアル:こちらの動画を必ずご覧ください
※マニュアルをよくご理解の上、ご購入ください。
※photoshopの基本的な操作、アクション機能をよくご理解している方が対象です。
※上記以前のバージョンでは動作確認を行っておりませんのでご注意ください。
※油彩フィルターが使えること、photoshopの環境設定の「グラフィックプロセッサーを使用」がオンになっていることをご確認ください。
※アクションファイルを作成する過程において『1920ピクセル×1280ピクセル』で作成している関係で、同サイズを推奨サイズとしています。
※加工の手順の7割〜8割を自動化するもので、最終的な仕上げには、経験などにより個人差があります。
※大きくサイズ・比率が異なる画像を加工する場合は、アクション再生後の調整に技術・知識・経験を必要とする場合があります。
※無断で販売・転載・再配布することは禁止します。
※このアクションファイルの使用による損害につきましては、一切の保証を行っていません。

「ブリ子ロジック」について

加工したい写真に対し、このアクションを再生すると、イラスト風に加工するためのレイヤーとチャンネルを数分で作成してくれる、photoshopのアクションファイルです。
(下図アクション再生後に生成されるPSDのイメージ)

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アクション再生後にできたものが完成ではなく、完成が10だとしたら、7か8くらいまでを自動化してくれるようなイメージです。
そこから、生成されたレイヤーの不透明度や塗り、その他調整レイヤー(明るさ、コントラスト、彩度など)の数値を変更して、調整しながら完成に近づけて行く形になります。

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「元画像」→「アクションファイルで変換」→「レイヤーを調整」のイメージです。レイヤーの調整の仕方次第で完成度も変わってきますので、いろいろ調整試してみてください。

ブリ子ロジックのファイル構成・インストール

購入後、下記の3つのファイルを一式ダウンロードできます。

「ブリ子ロジック.atn」:photoshop用アクションファイル
「edit.psd」:このアクションを再生するため使うPSDファイル
「設定ファイル」:camera rawフィルター用の読み込み用の設定ファイル

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いずれも消さないようにお願いいたします。消してしまった場合、購入ページから再度ダウンロードしてみてください。
「ブリ子ロジック.atn」をダブルクリックし、インストールが完了するとアクションウィンドウに3つのアクションが表示されます。

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動画マニュアル1(加工したい写真を変換

Step1:加工したい画像を指定のレイヤー名で入れる
Step2:「アニメ・イラスト風 – 編集用PSDを作成」アクションを再生
Step3:自動で開く各種設定画面の設定をする
(Camera Raw フィルター、油彩、ドライブラシ、二階調化)
※油彩フィルターが開かない場合、photoshopの環境設定の「グラフィックプロセッサーを使用」がオンになっているか確認してみてください。
Step4:レイヤー、チャンネル自動生成が完了です

動画マニュアル2(レイヤー、チャンネルの編集するポイント)

3つのポイントについて
Point1:空がちゃんと抜けているか確認し調整する。
Point2:空との境界線が白くなってしまうところを修正する。
Point3:全体の色味、彩度を修正する

アクション解説1:アニメ・イラスト風 – 編集用PSDを作成

指定のedit.psdの「basephoto」レイヤーに、加工したい画像を入れてアクションを再生すると、アニメ・イラスト風に加工するためのレイヤー構造のPSDが数分で作成できます。

アクションを再生するといくつか設定画面が開き、数値などをいれていくだけで上記のようなレイヤーが出来るので、途中工程の時間を大幅に削減できます。作成後にも、各レイヤーの不透明度、塗、その他設定の数値を変更できるようになっているので、触りながら納得いくまでいろいろ試すことが可能です。

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各レイヤーの中身はこのようになっています。

【basephoto_color】
スマートオブジェクトになっており、クリックすると、「camera rawフィルター」がスマートフィルターとして設定されているので、再度調整できるようになっています。彩度、明度、トーンカーブなど細かい設定をして、後からでも細かい色味などの調整を行えます。

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【edit > effects】
「油彩」と「ドライブラシ」がスマートフィルターで設定されています。「アニメ・イラスト風 – 編集用PSDを作成」アクションを実行したときに出てきた設定が入っています。

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【edit > sky】
空をあとで差し替えるためのレイヤーです。現在はサンプルで作ったものをいれてありますので、差し替えたい空の画像をこのなかに入れてみてください。

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※自動でマスクが設定されていますが、ここは後で細かく調整が必要な部分です。

【edit > detail】
いちばん複雑なレイヤーになっている部分ですが、透明度、レイヤーの重ね方を変更するなど加工したい写真にあわせて調整できるようになっています。各レイヤーのマスクは自動で反映されますが、あとからACHレイヤーで修正を行うことができます。

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【edit > finish】
こちらは画面全体のかかる光のようなエフェクトの調整用レイヤーです。キャラクターなどを立たせたい場合は、このレイヤーの下にいれると、馴染みやすくなます。

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【edit > ACH】
アルファチャンネルを修正するためのレイヤーです。コントラスト用、空用、線用の3つが用意され、「アニメ・イラスト風 – 編集用PSDを作成」アクションを実行したときに出てきた設定が入っています。この中の設定などを変えて、「アルファチャンネル修正を更新」アクションを実行すると、アルファチャンネルとdetaiレイヤーやskyレイヤーへ自動で反映されます。

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アクション解説2:アルファチャンネル修正を更新

上記で出来上がったPSDはまだ完成ではありません。不透明度や塗、色などの他に、アルファチャンネルを修正して、各レイヤーのマスクの調整なども行い、完成に近づけていきます。
アルファチャンネル(コントラスト用、空用、線用の選択範囲)を修正した場合、複数のレイヤーにまたがって反映が必要なため、一つ修正したら複数のマスクにも反映できるアクションです。

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例えば空を抜くためのレイヤーが自動で作成されますが、空だけが抜けるように細かいところを塗りつぶしていきます。編集用のレイヤーが用意されているので、そのレイヤーに手を加えていきます。

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編集が終わったあとアクションを実行すると下のように変更すべきレイヤーのマスクに自動で反映されます。コントラスト用、空用、線用の各マスクの修正は何度でも行えます。

アクション解説3:初期設定PSDに戻す

いろいろ触ってみたけど、もう一度最初からやりなおしたい、そんなときはこのアクションを実行すると、初期状態に戻り、はじめからやり直すことができます。

設定を変更しすぎて、レイヤー構造を大きく変えてしまったりすると、元に戻らないこともあるので、下記のレイヤー構造は維持しておくようにしてください。「common_copy」レイヤーは編集しないようにしておいてください。
どうしても元に戻らない場合、そのときは購入ページから再度ダウンロードしてみてください。

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ご利用について

このアクションのみで、すべてが完結するものではなく、あくまで途中工程を自動化するものになります。
油彩など、Photoshopの設定やたまにハードウェア的な問題ですべてのアクションが再生できない場合があります。Photoshopの環境設定>パフォーマンス>「グラフィックプロセッサーを使用」をオンにしてみてください。

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Photoshop アクションファイル「ブリ子ロジック」
価格:1,100円(税込み)

ご購入はこちら

動作環境:Adobe Photoshop CC2017(18.1.7)以降
加工推奨サイズ:1920ピクセル×1280ピクセル
マニュアル:こちらの動画を必ずご覧ください

下記の記事もご覧ください。


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