• ブリコの日常

「THIS IS IT」DVD発売直前に映画館で見てきました。

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DVD欲しいー

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マイケル・ジャクソンの音楽を、しっかり聴いたという経験はむしろ無いほうで、奇人扱いされがちなマイケル・ジャクソンのほうが、自分にとって自然だったこともあり、「This is it」もいまいち気が進まなかったのですが、映画の評判を見たり聞いたりするうちに、小学生の頃のたいして感慨深くも無いマイケルがらみの記憶を度々思い出し、なんかどうしても無性に映画館で見ておきたいという気持ちが急に爆発したわけです。

小学何年生の頃だったかはっきり覚えてないのですが、小学校のイベントとしては比較的大きめの学年別の劇発表会のようなもので、自分にもちょっとした役が与えられ、一言セリフが与えられたのを今でも覚えてます。体育館の両脇にある2Fの狭い通路部分から、ステージ(っていうんだっけ?)に向けられた、たいして眩しくない赤い光のスポットライトに向かってこう叫びます。
「そろそろ日が暮れるゾー!」
たしか百姓の役でそんなセリフだったと思います。ストーリーはほとんど覚えてないのですが、話が進むうちに登場人物達が魔物に出くわすという内容で、その魔物たちと一緒にマイケル・ジャクソンのスリラーを踊るというものです。今思えばなかなか高度な劇で、そのときのダンスもスリラーを忠実に再現し、何が何だかわからないまま覚えてしまったダンスも、今でもPVなしに少し踊れてしまうくらいカラダに刷り込まれています。
それが自分のマイケル・ジャクソンがらみのたいして感慨深くも無い記憶で、その後も人並みにマイケル・ジャクソンを耳にした程度だったと思いますが、こんなどうでもいい記憶でも、蘇ってくると見たくなってしまうものですね。ホントどうでもいい話でした。

もしこのロンドン公演が行われていたら、マイケルの言う「観客たちを未知の体験へ」ってやつ、そのエクスペリエンスは計り知れないでしょうね。映画でも充分楽しめました。

余談ですが、まともに聴いたことがなかった自分の中でも、一時マイケル・ジャクソンが少し身近になった時期もあって、それは十数年前のフリーソウルとかのムーブメントの時だったかと。
70、80年代のファンク、ソウル、ジャズ、ブラジルなどを中心とした音楽の良さを再発見させてくれる「Suburbia Suite」という雑誌の影響や、free soul undergraundっていうソウル系のイベントなどの影響で、ジャクソン5の曲も耳する機会も多くなり、後にレコードで「ABC」が再販されたときに、ジャクソン5の一員として歌う少年時代のマイケル・ジャクソンを、そこでようやく手にしたわけですが、残念なことにマイケル・ジャクソンとしてはあまり意識してませんでしたね。

紹介されたレコードをコソコソ買い漁る

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だから、映画の中でジャクソン5時代の「ABC」や「I want you back」などを歌っていたのには驚いたし新鮮でした。普通にうたってたんですね。
そのときはあまり歌えてなかったみたいですけケド。

マイケル・ジャクソンの音楽、今度ちゃんと聴いてみることにします。

星虹思械BRICOLEUR

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