• お役立ち

Google Maps API から Google Maps Platformへ(説明会に参加してみました)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

Google様からの突然の課金宣言…。

ゴールデンウィーク中にGoogleから英語でなにやらメールが来ていたのを見落としていた方多いのではないでしょうか?
英語だし自動で無視してしまいがち。よくよく読んでみたらとんでもないことが書いてあります。
大まかにいうと
「GoogleMapsAPIは6/11からGoogleMapsPlatformというサービスになるので、使ってる人はすべからく請求情報を登録してくださいね」
嘘でしょ?!なんか詐欺メールみたい。(本物です。)
Google公式ブログ
詳しいことはこちらの記事が詳しいので、ご覧ください。
Google Maps APIが新しくなる!Google Maps Platformの料金体系と必要な設定変更

よくわからないので無料説明会に行ってみた。

弊社が扱う案件は、お客様のサイトの制作上必要なアクセスページだとか、店舗の検索だとかが主であるのと、それほど大量アクセスがあるサイトではなかったため、スタンダードプラン(無償枠内で活用する。一定超えたら課金。)を使っておりました。
今後はスタンダードプランとプレミアムプランという垣根がなくなり、すべてGoogleMapsPlatformとなります。
よくわからないのでTwitterを検索していたらGoogleのパートナー様である、株式会社ゴーガさんが無料説明会をやってくれるという情報をゲットしました。
Google Maps API の料金体系が変わります – お知らせ | 株式会社ゴーガ

セミナーで得た情報を羅列します

まずGoogle社の方がざっと概要を説明してくださって、そのあと具体的なことをゴーガの方が説明してくれました。
どうやらGoogleの方もあんまり詳細は分からないみたい。料金体系とかは決まってるんですが、もし請求登録しなかったら?とかについてこうなります、というのが通達されていないようです。

■ 規約の変更

旧:APIを使ったら必ずページには地図を表示しなくてはならなかった。
新:地図の表示は必要としない。結果をテキストだけで表示するようなことが可能。

■ 用途の制限の変更

旧:非公開サイト、会員制サイト、条件付き非公開サイトなどはプレミアムプランを契約する必要があった。
新:どのような用途でもすべてGoogleMapsPlatformで。200ドルまで無償利用可能。

■ 契約形態の変更

旧:プレミアムプランを利用する場合、代理店を通じての契約が必要。(年間130万円~+代理店契約費用)
新:クレジットカードの登録だけで利用可能

■ API種別

旧:Directionなど数種類のAPIはもともと課金対象ではなかった。
新:すべてのAPIが課金カウントされる。GeocodingAPIなどは設定お高め。

■ 移行について

iframe埋め込みマップ
 ⇒無料でこれからもそのまま使えます
GoogleMaps:APIを使用せず、パラメーター指定でiframeに地図を埋め込む。

APIキーなしの呼び出し
 ⇒6/11から地図が表示されなくなる(グレーアウトして、警告表示など)

スタンダードプランだった人
 ⇒6/11から8/11の間に請求先登録してくださいとのこと。
 ⇒6/11から8/11の間に無料枠200ドルを超えた場合どうなるのか不明。おそらく表示されない。
 ⇒8/11以降も請求先登録がない場合、どうなるのか不明。おそらく表示されない。200ドル内なら表示されるのかも不明。

プレミアムプランだった人
 ⇒9/1以降で最初の更新日を迎える日までは旧プランが適用される。それ以降はGoogleMapsPlatformに切り替わる。

■ 請求単位について

おそらくスタンダードを使っている制作会社さんって、自社のGoogleアカウントに、エンドユーザ別にプロジェクトを作成して管理されてると思います。
新プランに切替る場合、アカウント毎にビリングアカウントとしてクレジットカードを登録します。
200ドルの無償枠は複数プロジェクトあったらすべてのプロジェクトの合算となります。

■ 請求先とクレジットの名義人について

別でも良いのか?と聞いたところ、一応Googleでも利用状況を把握したいと思うので、請求先法人=クレジット名義法人でお願いしますとのことでした。
(※法人カードじゃないとダメかは聞くの忘れて不明ですが、利用者は法人ばっかりじゃないからきっと法人カードでなくても大丈夫なんじゃないか?)
複数のビリングアカウントに対して同じクレジットカードで登録もできるかは聞くの忘れました。
1法人で1ビリングアカウントなのか?まだ登録してないので不明です。
上記については請求先情報登録画面を見て判断できるかもしれません。または実際やってみてNGだったらダメ。

■ クレジットカード以外の決済方法はないのか?

クレジットカードがない場合は、代理店契約して請求書を毎月貰う形なら可能とのこと。
(代理店費用はゴーガさんでは30万円/年でした。)

■ 無償枠を超える前にメールなどで通知をもらえないのか?

無料枠を超えないよう回数制限をしたり、アラートを設定したりすることができる予定とのこと。

■ ルート表示の課金カウントについて(個人的にわからないから聞いてみた)

1つの地図上に3つのルートを表示したら、カウントは3ですか?⇒3です!

まとめ

これまで無料感覚で使ってきたサービスですが、営利目的でそれを利用したら、ちゃんとお金を払っていくという流れは当然かなと思います。
で、弊社のような開発メインでないウェブ制作会社としては、なるべくiframeで対応する提案をしてコストをかけないようにしていくのと、
店舗検索などが必要な場合はしっかりお客様にお金がかかることを説明していく必要があるのかなと思いました。けっこう高いですもんね。

そして、細かいことはGoogleにメールすると答えてくれるみたいですよ!

星虹思械BRICOLEUR

関連コンテンツ